データ親方
大相撲 勝敗予想
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データの視点

通説は、本当か——データ親方が見た大相撲

ここに書くのは、過去の膨大な取組を“その場所が始まる前に分かっていたデータだけ”で確かめた結果です。 相撲の面白さを否定するものではありません。むしろ、数字にしてみて初めて見える相撲の奥行きを、少し意地悪な視点でお届けします。

相撲の通説、データで検証

検証9

「角番大関は強い」は本当か

78.2% 角番大関の勝ち越し率

本当でした。負け越せば陥落の角番大関は、平均8.15勝・勝ち越し率78.2%。追い込まれていない通常時の大関(75.3%)より、むしろ生き残り率が高いのです。土俵際に立たされたときの集中力は本物——物語ではなく、データがそう言っています。

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検証16

「地方場所は荒れる」は本当か

35.7% 地方場所の波乱率(東京は36.3%)

幻想でした。大阪・名古屋・福岡の地方場所の波乱率は35.7%、東京3場所は36.3%——むしろ東京の方がわずかに荒れています。会場別に見ると、いちばん荒れるのは正月の初場所(37.9%)、いちばん堅いのは夏場所(34.9%)。

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検証17

「ご当地力士は強い」は本当か

47.3% ご当地場所の勝率(他会場47.9%)

残念ながら、幻想でした。大阪・名古屋・福岡圏出身の力士がご当地場所で挙げた勝率は47.3%。他の会場(47.9%)と差がありません。傾向としては、首都圏出身力士も東京(48.8%)より地方場所(50.6%)の方がやや勝っている——ただしこの差も、誤差と言われれば否定しきれない小ささです。

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世代対決 01 大の里と全盛期の貴乃花を、数字で比べる 同じキャリア序盤と、横綱の最盛期を混ぜずに見る。 相撲史 01 力士は大きくなり、勝ち方はどう変わった? 1950年代から2020年代、体重と決まり手の70年。

決まり手の型、100年でどう変わった?

つまみをドラッグ(スマホはタップでもOK)すると、その時代の型ランキングに入れ替わります。

◀ 古いつまみを左右にドラッグ新しい ▶
押し相撲
四つ相撲
投げ相撲
引き・変化
足技
反り技
捻り技

バーの長さはその時代の中での順位(1位が満タン)。年代ごとの実際の割合は下の表をどうぞ。

年代ごとの割合(一覧)

1920年代2,464番
1930年代5,563番
1940年代6,393番
1950年代22,531番
1960年代31,733番
1970年代27,418番
1980年代27,908番
1990年代156,582番
2000年代156,007番
2010年代141,756番
2020年代86,236番

対象は決まり手のみ(不戦勝・反則等は除く)。データが少ない年代は表示していません。

データ親方のオリジナル企画

データ親方の前提と限界

予想の土台になっている考え方と、正直な限界の話です。

前提1

相撲の『半分』は、時の運

52% が実力拮抗の一番

実力がほぼ互角(強さの差がごくわずか)の取組は、全体の52%。そこでの的中率は55%——コイン投げに毛が生えた程度でした。つまり相撲の面白さの半分は、どんなに分析しても本質的に『読めない』部分にある。番狂わせは事故ではなく、相撲の設計そのものです。

前提2

番付より、『隠れた強さ』

強さ指数 が、番付より当たる

番付は、前の場所の成績をもとに人が決める“格付け”です。でも力士の本当の強さは、番付が追いつく前に変わっていることがあります。このサイトの『強さ指数』は、勝ち負けだけを積み重ねて日々更新していく数字。番付にはまだ表れていない“伸びている力士”や、地位は落ちても実力が残る“戻り待ちのベテラン”を、いち早く映し出します。実際、その場所が始まる前のデータだけで予想を比べると、幕内では強さ指数の方が番付より多く当たりました(およそ60%対56%)。番付表の上下だけでは見えない“隠れた強さ”——ここに、波乱の芽があります。力士ページの「強さ指数」と「勢い」で、その気配をのぞいてみてください。

前提3

新鋭は化け、ベテランは読める

勢い は、若手ほど大きく動く

経験の浅い若手は、一番ごとに評価が大きく変わります。まだ底が見えないぶん、勝てば一気に評価が上がり、まさに“化ける”。一方、長く取ってきたベテランは実力が定まっていて、評価が安定——つまり“読みやすい”。データ親方も、若手ほど新しい結果をすばやく取り込むように作ると、予想がよく当たるようになりました。「あの新入幕、勢いがすごい」「あのベテランは安定感がある」——ファンが肌で感じる印象は、数字の上でもその通りだったのです。だからこそ、勢いのある若手が上位を食う一番は、見逃せません。

前提4

データ親方の限界は、幕内で『6割』

≈60% が幕内予想の実力上限

あれこれ試し、強さの測り方を磨き込んでも、幕内の的中率は約60%で頭打ち。ここが今のデータで届く天井です。残り4割は当たらない。でもそれは、力士の努力と土俵の一瞬に、まだ数字が追いつけていない証でもあります。

※ 予想は、その場所が始まる前に分かっていたデータだけで出しています。数字は直近の場所にもとづくおおよその値です。
データは日々更新され、解釈も随時見直します。