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検証18

「押しは波が大きく、四つは安定」は本当か

+0.24勝 四つ相撲が押しを上回る平均勝ち星

結論

波の話は、わずかに本当。場所ごとの勝ち星のブレは押し相撲2.14、四つ相撲2.05で、たしかに押しの方が荒れます。ただし僅差です。それより目を引いたのは平均勝ち星の差。四つ相撲7.48勝に対し、押し相撲は7.24勝。型の『相性』は幻想でしたが、型と『安定して勝つ力』にはうっすら関係がある——長持ちするのは、四つでした。

この数字をどう読むか

場所ごとの勝ち星のブレは押し相撲2.14、四つ相撲2.05。押しの方がわずかに荒れますが、差は0.09と小さく、「波が大きい」と言い切れるほどではありません。

むしろ目立ったのは平均勝ち星の差でした。四つ相撲7.48勝に対し押し相撲7.24勝。型の相性は幻想でしたが(検証6)、型と「安定して勝ち続ける力」の間には、うっすらとした関係がありそうです。

考えられる理由のひとつは、四つ相撲が相手を捕まえてから勝負する型であることです。組み止めてしまえば展開を作りやすく、調子の波に左右されにくい。あくまで解釈であって数字が証明したわけではありませんが、平均勝ち星の差はその見方と矛盾しません。

集計根拠

集計期間
2000年初場所〜2026年夏場所
対象
勝ち決まり手30番以上、15番完走を8場所以上持つ押し型・四つ型の力士
母数
押し相撲58人、四つ相撲86人
ブレ
場所勝ち星の標準偏差は押し2.14、四つ2.05
平均
押し7.24勝、四つ7.48勝。差は+0.24勝

読み方の注意

力士単位の記述統計です。時代や番付構成の違いは調整していません。