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検証6

「初日は荒れる」は本当か

39.1% 千秋楽の波乱率(初日は35.8%)

結論

荒れるのは初日ではなく、千秋楽でした。格上(強さ指数ではっきり上位の力士)が敗れた割合を波乱率とすると、初日は35.8%で平均並み。いちばん堅いのは7日目の32.8%です。ところが13日目37.8%、14日目38.7%、千秋楽39.1%——終盤に向かって、波乱は一直線に増えていきます。終盤は星の近い者同士が組まれ、勝ち越しへの執念(検証1の7勝7敗)と15日間の消耗が重なるからでしょう。「初日は緊張で何が起こるかわからない」は雰囲気の話。番狂わせを土俵際で見たいなら、買うべきチケットは千秋楽です。

この数字をどう読むか

波乱率は「取組前の強さ指数で明確に上位だった力士が負けた割合」で測っています。初日35.8%に対し千秋楽39.1%。3ポイント強の差は小さく見えますが、対象が2,000番規模なので、偶然で説明するには大きい開きです。

終盤に荒れる理由は、少なくとも3つが重なっていると考えられます。星の近い者同士が組まれること、勝ち越し・負け越しの分岐が集中すること(検証1の7勝7敗)、そして15日間の消耗です。いずれも「終盤ほど、番付通りにいかない条件が揃う」方向に働きます。

観戦の実用としては、番狂わせを期待するなら終盤、堅い相撲を見たいなら中盤(7日目がもっとも堅く32.8%)という目安になります。初日の緊張感は確かに独特ですが、それは雰囲気の話であって、星の動きには表れていません。

集計根拠

集計期間
2000年初場所〜2026年夏場所
対象
取組前の強さ指数差が40以上ある幕内同士の一番
母数
初日2,041番、千秋楽2,202番
算出
強さ指数が高い側が負けた番数 ÷ 対象番数
日別
初日35.8%、7日目32.8%、13日目37.8%、14日目38.7%、千秋楽39.1%

読み方の注意

強さ指数は必ずその一番より前の結果だけで更新しています。優勝決定戦は除外しています。