検証22
「あの力士に強い」も、当てにならない
46.7%
の取組に過去の対戦あり
結論
2003年夏場所以降の全階級を取組前の時点で数えると、過去に一度でも同じ相手と取った経験があるのは46.7%。半分以上は初顔合わせでした。対戦歴があっても数番だけなら、『相性』なのか偶然なのかは切り分けにくい。直接対戦は面白い材料ですが、母数と現在の強さを一緒に見る必要があります。
この数字をどう読むか
2003年夏場所以降の全階級で、取組前の時点で過去に一度でも対戦したことがある組み合わせは46.7%。半分以上が初顔合わせでした。「相性」を語る前提そのものが、実は成立しにくいのです。
対戦歴があっても、多くは数番です。3戦2勝1敗を「相性がいい」と呼べるかというと、コインを3回投げて2回表が出たのと区別がつきません。相性を主張するには、実力差や当時の調子を差し引いてなお残る差を、十分な番数で示す必要があります。
当サイトの対戦成績ページでは通算成績を表示していますが、そこに出る「勝ち越している」という事実は、必ずしも「相性がよい」ことを意味しません。母数と、両者の現在の強さを一緒に見ることをおすすめします。
集計根拠
- 集計期間
- 2003年夏場所〜2026年夏場所
- 対象
- 全階級の取組を、必ずその一番より前の対戦歴で判定
- 母数
- 336,981番
- 算出
- 過去に同じ組み合わせが1番以上あった取組は157,330番、46.7%
- 残り
- 初顔合わせは179,651番、53.3%
読み方の注意
一度でも対戦があれば『経験あり』です。相性を論じるのに十分な対戦数がある割合は、さらに小さくなります。