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検証12

「三役昇進直後は壁に当たる」は本当か

27.7% 新三役の勝ち越し率

結論

壁は、はっきり存在しました。初めて三役(小結・関脇)に上がった力士は平均6.16勝。勝ち越せるのは27.7%だけです。小結全体の勝ち越し率(42.3%)と比べても明確に低い。毎日横綱・大関と当たる番付の洗礼は、数字で見ても高い壁でした。逆に言えば、新三役でいきなり勝ち越す力士は、それだけで本物です。

この数字をどう読むか

新三役の勝ち越し率27.7%は、小結全体の42.3%と比べても明確に低い数字です。同じ地位でも「初めてそこに上がった力士」だけが苦戦していることになります。

理由の中心は取組編成にあります。三役は横綱・大関との対戦が組まれる地位で、前頭上位までとは相手の質が変わります。平幕でどれだけ勝っていても、毎日上位と当たる15日間は経験したことのない負荷です。

裏を返せば、新三役でいきなり勝ち越す力士は、この27.7%を突破したことになります。「新三役で勝ち越し」というニュースを見たら、それは思っている以上の快挙だと受け取ってよいと思います。

集計根拠

集計期間
2000年初場所〜2026年夏場所
対象
初めて小結または関脇に上がり、15番取った場所
母数
83場所
算出
8勝以上23場所で勝ち越し率27.7%。平均6.16勝
比較
小結全体は42.3%(310場所)、平均6.96勝

読み方の注意

昇進前の勢いや対戦相手の強さを個別には揃えていません。